バリ火山対策には滞在先の距離を確認
「火山は、噴火するのか?」
この質問に、答えられるのは 「バリの火の神様」のみでしょう
「火山噴火は、いつから、いつまでです」とか、、、「今は、絶対無いです」とは、、誰にも答えられません。
一度心配し始めれば色々な不安要素があるもの。
煙を静かに吐くアグン山、早朝の散歩時にウブドにて撮影2017年1月
2017年9月20日に、火山活動が活発になりインドネシア政府は警戒最高レベル4に引き上げました。
以来メディアで「危険」「大丈夫」「心配」「通常通り」とイロイロな事が伝えられていますが
バリ在住者のブログやSNSでは「バリの楽しげな日常」が綴られていたりして
二つの異なる情報に。。。
- 対策をすれば大丈夫なのか?
- 火山噴火の危険リスクは何を参考にすればいいのか?
- 噴火したら旅行計画が無駄になると思うがハッキリ解らない?
と、、多くの方が思案している所ではないかと思われます。
こんな中「正確な情報を把握し対策をする」事がポイントではないでしょうか?
そこで今回は基本的な知識といえるバリ島火山と各観光地の位置と距離をまとめました。
火山 アグン山の位置
バリ島全体の地図
全体図地図で火山アグン山の位置と
デンパサール空港と、観光で訪れることが多い、クタの地域を確認をしてみましょう
※地図上の赤い印がアグン山
ご覧のように、アグン山はバリ島の右上北東部にあります。
標高も富士山並みに高い山です、下の図で高低差をご確認下さい。
バリ標高地図
バリ島の基本情報
・バリ島広さはどの位?
バリ島の面積は5,633k㎡で、日本で同じ位の広さが千葉県(5 156 km²)
・バリ島の直径は?
縦90km、横150km
※各、一番長い所を、地図(直線)で測った、おおよその距離。目安、成田空港から新宿駅の距離が96.6km。
バリ島危険区域に指定範囲の地図
こちらのハザードマップは2017年噴火時の地図。
つど危険区域は変更になりますが、山の高低差など地形のの参考に。
アグンの基本情報
アグン山は、バリ島の北東部に位置していて、ブサキ寺院(バリヒンドゥー総本山)が西側の登山口として知られています。
バリ島で一番高い山標高3014m
アグン山と危険区域内の観光地の距離
•ブサキ寺院
ブサキ寺院
写真出典:https://www.gettyimages.
※青い線はルートマップです。噴火の際に参考にするのは直線での距離となります。
バリヒンドウー総本家と知られるアグン山の西登山口。
アグン山とブサキ寺院は直線距離にして、山頂まで5、6キロ。
この寺院は山の登山口。火山の噴火口、頂上からの距離はありますが「アグン山そのもの」です。そのためアグン山噴火が活発化した際には危険区域に指定され立入禁止となります
■東海岸沿い
アメッドビーチ、トロンペン海岸
写真出典:https://www.gettyimages
バリ島の東海岸ダイビングで人気のエリアですが、直線で火山との距離が10km程のこのエリア、すっぽり危険区域に入ってしまいます。
後ろの地図をご覧になると、噴火した場合影響が出やすい事がよく解ります。
奥がアグン山、手前が東海岸線、左からアメッド、トロンペン。アグン山の東側裏傾斜角度が強く噴火時に溶岩、火山岩の被害が出やすい地形。
危険区域に指定範囲以外の観光地地図
アグン山とバリの観光名所ウブドの距離
ウブド一の観光スポット、市街地中心サラスワーティー寺院
バリ島ウブドは芸術の村としてバリらしさが満喫できる観光名所、4つの美術館にバリ舞踏のショーモンキーフォレストなどがある。人気の観光地で中長期滞在型の日本人観光客移住者が多い場所。
このウブドは火山噴火が起きた際の被害はどの程度で、実際安全といえるのなのでしょうか?
ウブドとアグン山の距離は?
アグン山からウブドまでの直線距離40km程(地図上車道距離約62km)噴火しても、ウブドに大きな被害が及ぶことは考えられない。ただ噴火時は火山灰が降る心配は有り。実際2017年の噴火では薄っすらと少量の降灰がありました。
噴火しても火山から十分な距離があり、避難区域で想定される問題は起きにくいと考えられます。
西海岸エリアのクタやスミニアックよりは近い(20㎞程)ため、火山灰の影響など何かしら受けやすい事かもしれませんが、現在までの所特に大きな被害はありませんでした。
アグン山とクタ·デンパサール空港の距離
火山噴火による閉鎖が心配される、デンパサール空港
GoogleMap
バリ島へ訪れる観光客が最も多い、デンパサールとクタは、ご覧のようにアグン山の反対側に位置しています。そのため噴火による直接被害は、あまり心配無いとされています。直線距離にして約70km程(例日本なら東京駅小田原間60㎞)
GoogleMap※スクロールすると、バリ島全体の地図に
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トップ画像出典:Wikipedia
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