バリの新年「静寂」「満天の星空」「賑やかなオゴオゴ」
ニョピは「神々の島バリ」が体験できる時。
数週間前から街が飾り付けられ、セレモニーが行われて、至る所でバリ島らしい風情がある時です。
ニョピは大好きでバリの行事でも大好きな事、毎年待ち遠しいです。
ですが、外国人にはびっくりな事、注意事項も多いバリの宗教伝統。
こちらの記事ではニョピの楽しみ方、注意点等と、実際過ごした体験談をお伝え致します。
- インドネシアのバリ正月「ニョピはいつ?」
- バリの新年の楽しみ方&過ごし方
- 「外出禁止だけではない!」ニョピの注意点
ニュピとは?バリ島サカ歴の新年
大晦日に厄を祓い清め、瞑想の静寂に迎える新年
澄んだ夜空に零れ落ちそうな星が望め、島中が静寂に包まれるのバリのお正月ニョピ
バリ島全土で徹底して静けさが守られた中で、瞑想して過ごすお正月は、世界的に見ても珍しいもの。
元旦の数週間前から色々な行事が行われ、新年を迎える用意がされて行事が催されます。
人気なのは、魔物のダシの行進「オゴオゴ」見物。こちらは悪の象徴の魔物の巨大ハリボテがバリの人々にお神輿のように担がれ大暴れするという物で。新年を迎える前の晦日の「悪•汚れ」を祓う儀式。
そして、翌日の新年ニョピには静かに瞑想して過ごすのですが
バリでは針一本落としても響き渡るよう静寂がとても印象的。
ニョピ楽しみ方•過ごし方
「ホテルで優雅に」or「ゆっくり滞在でディープ異文化体験が」
行事が目白押しのバリのお正月ニョピ。
街角や家々が華やかに飾られ、正装に身を包んでお供え物を頭に乗せて道行く女性達を見かけたり、散策するだけでも楽しめます。
前日「オゴオゴ見物」の後新年を迎えるニョピ当日には外にですで滞在先で過ごすことになります。
数日の滞在ならホテルのニョピ滞在プランがおすすめで、少しゆっくり1週間以上滞在するのも素敵な時期。
2、3泊なら「ニョピ•プラン」利用でホテル滞在!
観光で数日訪れるならホテルのプランを利用するのがおすすめ。
各ホテル、リーズナブルな面白みがあるプランを組むので、ドコが良いかなと•••嬉しくなります。
滞在プランにはニョピ前後の2,3泊の宿泊費に食事代、アクティビティが含まれ、ホテル敷地内で快適に過ごすことが出来ます。
「ニョピを挟んで少し長めの滞在」バリ異文化体験も素敵
ホテル滞在の他にも、ロスメンやビラを借りてより長く1週間程滞在するのもおすすめですよ。
ニョピの前後の街の様子の移り変わりを見て感じて、バリの文化をディープに体験できます。
デンパサール国際空港へ行く途中で見たニョピの前の行列
ニョピはいつ?
ニョピの日付は毎年変わる!!
時期は西暦では毎年3月の春分の新月頃。
バリの暦サカ歴というで換算され、ニョピの日は一年の始まりの『元旦』になります。
サカ歴とは?
『バリの古来の暦』 太陰暦で月の満ち欠けを基準12ヶ月で1年の暦。ニョピの元旦3月の春分の頃に年が改まるのが特徴。
インドネシア 丨ニョピ バリ島2022年~2025年の予定日
ニョピの日付が正式に決まるのは、インドネシア政府から公式に発表される前年夏頃。
西暦 | サカ歴 | ニョピ |
2022 | 1944 | 3月3日 |
2023 | 1945 | 3月22日 |
2024 | 1946 | 3月11日 |
2025 | 1947 | 3月29日 |
ニュピの注意まとめ
「外出禁止!」他にどんな事が注意点?
ニョピ情報•注意点まとめ
- 外出禁止。
- 交通機関は停止、デンパサール空港は閉鎖。
- 歌舞音曲、人が集まる事は厳禁。
- 夜間暗照明は利用不可、室内の照明はカーテンで遮断。
- ニョピの期間1〜3日店舗は休業、事前に買い出しを。
- キャッシュコーナーも利用できないので現金を用意する。
- Wifiは地域によって使用不可。
宗教が日常生活に密着しているバリでは、宗教行事の決まりは、驚く程徹底的!
ニョピ新年には、瞑想の静寂を守るために「外出禁止」だけでなく「歌舞音曲厳禁」や「夜暗くなっても明かりを灯さない」等が厳守。
それは、バリヒンドゥー教徒だけでなく宗教に関係なく『当日バリで過ごす全ての人』外国人在住者•旅行者も守る事に。
当日の朝から翌日の朝まで、バリ島では全ての経済活動が休止になり、外へ出る事はできなくなります。
交通機関は全て休止で「デンパサール国際空港は閉鎖」となり、飛行機は乗り換え便も含めて全て欠航に。
「商業施設、店舗は全て休業」で、通常通りなのはホテルと警察位になります。
又屋内でもあっても、歌舞音曲は禁止で、人が集まったり、騒いだりする事はは禁じられます。
夜暗くなっても街灯など外部の明はつけず、家では弱めの照明で、部屋のの明かりが漏れないようにカーテンをひき過ごします。
外務省海外安全ホームページ注意事項はコチラ
バリ島ニュピ祭における注意喚起
私のオゴオゴ魔物行列&ニュピの静寂体験
ニョピの日の「静寂と満天の星空」に心を開いて耳を傾けてみる
ニョピを祝う街と人
私は長期滞在でニョピのずっーーと前から滞在して、バリの人々ニョピの準備を1ヶ月くらい前から始める様子を見ていました。
お供え物を作ったり、寺院が飾られたり、魔の象徴オゴオゴのハリボテが、最初板の棒と真っ白な石膏だったのが日を追うごとに、怪物らしく仕上がって行くのをみているのが楽しかったです。
静寂の日ニョピ当日
ニョピ当日は針一本落としても響き渡るような静けさで、シーンと静まり返った空気は日常とは全く別世界。
普段そこにある物事でも、違う次元で見たり感じたりする事ができ貴重な体験となりました。
滞在先の部屋から眺める空も木々の緑も清清とした雰囲気があり、文明社会になる前はこんな空気感だったのかなと、と普段思わない事を思ってみたり。
無灯の夜の闇に、星が見事に輝いて目が慣れてくると段々と更に多くの星が見えるようになりで満天の、星空を飽きずに深夜2時まで眺めたりと、普段とは時間の進み方まで違うよう。
ニョピの『失敗談』
ニョピの深夜0時頃「星が綺麗だぁ感動だぁ」と思い、宿泊先のベランダから部屋に入り、椅子に腰を下ろして一息つくと•••
4㌢程の巨大な、ゴキブリが触覚を私に立ち向けて走って来たので
「キャーーーァ」と
深〜い静寂の中で、悲鳴が響き渡ってしまい、トッテモ気まずい気持ちになりました。
コチラは駄目話ですが、、ニョピならではの体験談ですね。。
ともかく「ニョピの日は外出禁止で、静かに過ごす」とか、色々な決まりがあり、さぞかし窮屈ではと、思われるかもしれませんが
普段と違う特別な『静寂環境』現代ではない何十年か前の、世の中全体が静かだった時代にワープしたような雰囲気があり
心を静かに持ち耳をすませば、色々な事を感じたり、発見をしたりする物なんですよね•••
静寂の中で瞑想、瞑想の中の静寂は、素敵な体験になりますよ。
ニョピを迎える前の家々のお供え
魔物が大暴れ! 迫力のオゴオゴ見物が楽しい〜
ニュピの日の前の日は、オゴオゴという厄払いの日。
新年のニョピを迎える前日の大晦日、オゴオゴと呼ばれる厄を祓う儀式が催されまます。、大変見応えがあるのが、各町内会で競って造られた魔物のハリボテ大行進です。
このオゴオゴの行列で担がれるダシの魔物達は、各市町村で、数週間かけて競うように怖面白い物が造られるのですが、特に芸術の村ウブド等では傑作力作揃いとなり大作になると高さ4、5mになります。
この魔物のダシががニョピノ大晦日の夜、夜中過ぎまでバリの人々に担がれ大暴れします。こちらを見物するのはトテモ楽しく、ウブドでは会場となる王宮周辺には恐らく万人もの人が見物に集まり大変人気です。
バリの古〜い言い伝えでオゴオゴは、冥界の大魔王が、魔物達を一斉して追い払い、その悪い物達が地上に這い上がり、同時に人界の「各家々の厄、悪い物」も表面に出て来ます。
そして、その全ての悪しき物がハリボテの怪物に乗り移るのだそうで、それをニョピの大晦日の夜皆で担ぎ大暴れさせ、ハリボテごと焼き払い「お祓い」をするという物。
インドネシアバリ島ニュピまとめ
世界的にも珍しいバリ島のお正月ニョピ。
私達が日常送る生活では、考えられない不便さを伴うものの、、、
神々の島バリがリアル体験できるはず!
ぜひ、瞑想と静寂と満天の星空が素晴らしい、バリの新年ニョピの時期をご検討下さいね。
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